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アフラックのがん保険・辛口レビュー ~口コミ評判を知りたい方へ~

更新日:

アフラックのがん保険への加入を検討している方のために、元保険屋の私が辛口レビューを書きました。保険商品は口コミや評判などの情報がほとんどないため、加入するかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

アフラックのがん保険は3種類

アフラックが現時点(2018/02/12現在)で販売しているがん保険は、次の3つです。

  • 新 生きるためのがん保険Days
  • 新 生きるためのがん保険レディースDays
  • 生きるためのがん保険 寄りそうDays

一般的ながん保険は「新 生きるためのがん保険Days」です。

「新 生きるためのがん保険レディースDays」は、女性特有のがんを手厚く保障する商品です。女性は「新 生きるためのがん保険Days」にも加入できますので、どちらかを選ぶ必要があります。

「生きるためのがん保険 寄りそうDays」は、がんにかかった経験のある人向けの商品です。そのため、がんにかかった経験のない人が選ぶ保険ではありません。

新 生きるためのがん保険Days

プラン比較

「新 生きるためのがん保険Days」は終身がん保険です。プランはAプランとBプランの2種類があります。Aプランの方が手厚い保障内容となっています。

  Aプラン Bプラン
診断給付金 がんの場合 100万円
上皮内新生物の場合 10万円
がんの場合 100万円
上皮内新生物の場合 10万円
入院給付金 1日につき10,000円 1日につき5,000円
通院給付金 1日につき10,000円 1日につき5,000円
手術治療
給付金
1回につき20万円 1回につき10万円
放射線治療
給付金
1回につき20万円 1回につき10万円
抗がん剤治療給付金 10万円
(乳がん・前立腺がんのホルモン療法のときは5万円)
5万円
(乳がん・前立腺がんのホルモン療法のときは2.5万円)

保険料

保険料は次のとおりです(がん先進医療特約あり、診断給付金複数回支払特約あり)。保険料の払い込みは「定額タイプ」です。この場合は保険料を終身、払い続ける必要があります。

  Aプラン Bプラン
25歳 男性:2,879円
女性:3,079円
男性:2,089円
女性:2,164円
30歳 男性:3,429円
女性:3,679円
男性:2,489円
女性:2,564円
35歳 男性:4,129円
女性:4,469円
男性:2,994円
女性:3,069円
40歳 男性:5,099円
女性:5,379円
男性:3,684円
女性:3,659円

各項目の解説

  • 診断給付金
  • 診断給付金についてはAプランもBプランも同じ内容です。注意点としては、がん(悪性新生物)の場合は100万円ですが、上皮内新生物だと10万円になるという点があります。

    上皮内新生物というのは早期発見のがんと考えて頂ければ良いです。すべてとは言いませんが、上皮内新生物は健康保険の使える標準的な治療を施せば治るため、治療費も高額にはなりません。そのため、保険金も抑えているということです(もちろん保険料もその分、安くなっています)。

    診断給付金についてはもう少し上乗せできると良いと思っているのですが、ホームページ上では可能かどうかは分かりません。ただ、代理店で試算してもらう場合はできる可能性もあります。そのため、保険の相談は代理店できちんと相談するのがおすすめです。

  • 入院給付金・通院給付金
  • 入院給付金と通院給付金はAプランが10,000円、Bプランが5,000円です。保障日数はいずれも1日目から無制限となっています。

    がんの治療については入院日数は短期化していますので、入院給付金の日額が低いと思ったほどの給付金を受け取れないのですが、診断給付金があるのでそちらでカバーできます。迷ったら5,000円で良いかと思います。

  • 手術治療給付金・放射線治療給付金
  • 手術治療給付金や放射線治療給付金は、私はなくても良いと思っています。それより診断給付金を上乗せできる方がいいですね。

  • 抗がん剤治療給付金
  • 抗がん剤治療給付金は、治療を受けた月ごとにAプランなら10万円、Bプランなら5万円で、通算で600万円・300万円まで受け取れます。

    手術治療給付金や放射線治療給付金にも同じことが言えるのですが、治療の種類によって保険金を支払うタイプのものは保障が充実しているように見えて、いざ受け取る時に意外と金額が少ないということが起こるので、私は一時金としてまとめて受け取れるタイプの方が良いと考えています。

  • 先進医療特約
  • いずれも先進医療特約をつけることができます。先進医療特約は、つけておくことをおすすめします。保険料も月額79円ですので気にならないでしょう。

    先進医療特約についてはこちらの記事で詳しく書いていますので、興味のある方はご覧ください。
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  • 診断給付金複数回支払特約
  • 診断給付金複数回支払特約ですが、こちらもつけておきましょう。がんは再発する可能性の高い病気ですので、再発した時に再び保険金が受け取れるのが望ましいです。

総合評価

可もなく不可もないといった感じの商品です。どちらかのプランに加入しなければならないとしたら、私ならBプランです。入院給付金や通院給付金が心もとない印象を受けるかもしれませんが、診断給付金でたいていはカバーできる可能性が高いからです。

新 生きるためのがん保険レディースDays

保険料

「新 生きるためのがん保険レディースDays」の保険料は次のとおりです。比較のため、「新 生きるためのがん保険Days」の保険料と並べてみました。条件は、定額タイプ(保険料の払い込みが終身)、がん先進医療特約と診断給付金複数回支払特約をつけている時のものです。

  Aプラン ALプラン Bプラン BLプラン
25歳 3,079円 3,162円 2,164円 2,247円
35歳 4,469円 4,667円 2,564円 2,690円
30歳 3,679円 3,805円 2,564円 2,690円
40歳 3,659円 3,923円 5,379円 5,643円

比較のポイント

「新 生きるためのがん保険Days」と「新 生きるためのがん保険レディースDays」の違いは、「女性特定ケア給付金」と「乳房再建給付金」があるかどうかです。

「女性特定ケア給付金」は、がんの治療を目的として乳房観血切除術、子宮全摘出術、卵巣全摘出術の3つを受けた時、1回につき20万円が受け取れるものです。

「乳房再建給付金」は、乳房観血切除術を受けた後に乳房再建術を受けた場合、1回につき50万円が受け取れるものです。

これらがついても保険料の違いは月に数百円程度なので、おそらく悩んだ方はレデイースDaysを選ぶのではないかと思います。

乳房観血切除術、子宮全摘出術、卵巣全摘出術については基本的に保険診療なので、別枠で保険金を受け取る必要は特にないです。保険診療なら高額療養費制度も使えますので、治療費が予想を超えるほどの高額になることはありません。

私が良いと思うのは、乳房再建給付金があるという点です。

以前、以下の記事でも書きましたが、女性は乳房を女性のシンボルのように感じているらしく、切除した後に再建を希望する人が多いです。
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乳房の再建は健康保険が使えるものもありますが、仕上がりにこだわると自費になり、100万円くらいのお金がかかることもあるようです。

そのため、乳がんの手術後に備えてこうした給付金を用意するのは良いと思います。

乳房再建給付金で注意すべきポイント

ただし、乳房再建給付金については注意しておくべき点があります。

乳房再建は切除と同時に行う場合(一期的乳房再建)と、別々に行う場合(二期的乳房再建)の2種類があります。

乳房再建給付金が支払われる条件として、女性特定ケア給付金が支払われる乳房観血切除術を受けた「後に」乳房再建術を受けたとき、という説明があります。

そのため、切除と再建を同時に行ってしまうと、金額の少ない女性特定ケア給付金しか受け取れません。この場合は20万円のみです。

でも、再建を切除と別々に行うと、1乳房につき1回50万円が支払われるとなっていますので、保険金は大きく違ってくることになります。この点は注意してくださいね。

こうした注意点もあるので、保険は良い代理店を探して相談しながら加入することが大事です。代理店で相談すれば、こうした疑問もその場で解消できます。相談者レベルではそこまで把握していないと思いますが、分からないことはその場で保険会社に確認をとってくれますからね。

生きるためのがん保険 寄りそうDays

保険料

「生きるためのがん保険 寄りそうDays」は、がんを経験した人のためのがん保険です。

満20歳~85歳で、がん(悪性新生物)の治療を受けた最後の日から5年以上が経過している場合、他の条件を満たせば加入することができます。

男性のケースで、普通のDaysと寄りそうDaysの保険料を比較してみました。普通のDaysについては、診断給付金複数回支払特約なしの保険料です(寄りそうDaysにはつけられないため)。

  (Days)
Aプラン
(寄りそうDays)
入院給付金日額
10,000円コース
25歳 2,469円 6,121円
30歳 2,949円 6,346円
35歳 3,549円 6,661円
40歳 4,389円 7,096円

レビュー

ホームページでは、厳密に条件をそろえて比較ができないので単純比較しないようにして頂きたいのですが、一番大事なポイントが、「寄りそうDays」には診断給付金がないという点です。

ざっと見ても、寄りそうDaysの方がかなり保険料が高いのが分かると思いますが、診断給付金なしでこの保険料なのです。また、抗がん剤治療給付金も普通のDaysがAプランなら10万円なのに対し、寄りそうDaysだと5万円です。

当たり前の話なのですが、一度がんにかかった人は再発の可能性があるため、保険金支払のリスクが高いです。そのため、保険の仕組みから考えれば保険料も高くなって当然です。

加入するためには色々厳しい条件を満たす必要があるのですが、それでもこの保障内容なので、白血病のように入院期間が長くなるタイプのがんとか、先進医療を使う可能性があるのでその保障がほしいなどの理由がない限りは、積極的におすすめできないです。

まとめ

「新 生きるためのがん保険Days」「新 生きるためのがん保険レディースDays」は、いずれもごく普通のがん保険であるという印象を受けました。

私としては診断給付金が100万円が上限なのが物足りないです。せめて200万円まで選択できると良いのではないかと思います。

レデイースDaysに乳房再建給付金があるのが良いと書きましたが、条件がついていますし、これも一時金でまかなえる性格のお金ですので、診断給付金を50万円単位で希望の金額に増額できると良いのですが・・・

また、寄りそうDaysですが、がんを経験した人はがん保険の価値を切実に感じているでしょうから、そうした方に対して加入が可能な商品を用意しているのは良いと思います。ただ、保険料とのバランスという観点からすると今ひとつ、おすすめしにくい商品だと思います。

がん保険の検討にあたっては、普通の人だとまず気付かない注意点があります。そのため、乗合代理店で他の商品と比較しながら納得いくまで説明してもらって、どの保険に入るか決めるのがおすすめです。

参考記事
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  • この記事を書いた人

横山 拓哉(FPライター&ブロガー)

FP(ファイナンシャルプランナー)として保険屋をしていましたが、医療保険不要論に悩まされ、1本も保険を販売することなく1年で辞めました。プロフィールや料金表(ライター)はこちらに掲載しています。

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