おすすめの自転車保険・5選【2018年】

2018年7月時点で販売されている自転車保険の中で代表的な商品について、比較するうえで大事なポイントを整理したうえで解説しています。説明は6つありますが、実質で5つなので5選としています。

商品の比較をする前に

このページに検索から来られたのであれば、まずは自転車保険の選び方についての解説を読みましょう。
自転車の賠償責任保険は、新たに加入する必要のない人が多い!

自転車向け保険として最低限、必要なのは他人を死傷(死亡・ケガ)させたときの賠償責任補償です。自身のケガに備えるのは医療保険でも可能ですし、健康保険の高額療養費制度も使えます。必ずしも必要とは言えません。

それでもケガが心配なので自転車保険に加入したいという場合や、盗難補償・ロードサービスなどに興味があるなら以下で紹介する商品を検討してください。

なお、お住まいの地区において自転車保険への加入が義務化されているかどうか確認したい場合は以下の記事をご覧ください。
自転車保険の義務化の動向|都道府県・自治体別まとめ

商品の解説

Bycle(au損保)

商品名(愛称/正式名称)Bycle(バイクル)
スタンダード傷害保険(スタ傷)
保険会社名au損害保険株式会社
公式サイト
プラン・Bycle
・Bycle Best
・Bycle S
(BycleとBycle Bestはさらに「ブロンズコース」「シルバーコース」「ゴールドコース」があります)
個人賠償責任保険
(保険金額)・Bycle 2~3億円
・Bycle Best 2~3億円
・Bycle S 2億円
(示談代行)あり
ケガの補償
(死亡・後遺障害)あり
(入院補償)あり
(通院補償)あり
保険料の目安・Bycle 360円(月払)~
・Bycle Best 720円(月払)~
・Bycle S 670円(月払)~
盗難補償の有無なし
ロードサービスあり

Bycleはノーマルな「Bycle」「Bycle Best」「Bycle S」の3種類があります。「Bycle S」は70歳以上の高齢者向け商品です。

「Bycle」と「Bycle Best」の違いは傷害補償で補償される範囲です。Bycleは交通事故のみを対象としているのに対し、Bycle Bestは日常生活全般の事故を対象としています。以下で紹介する保険もTSマーク以外は同様ですが、賠償責任保険は交通事故以外も補償の対象です。

BycleとBycle Bestは「ブロンズコース」「シルバーコース」「ゴールドコース」の3種類があります。ブロンズよりもシルバー、シルバーよりもゴールドのほうが補償が手厚くなっています。全体像は以下の図のとおりです。

まずはここまで理解しましょう。

BycleとBycle Bestの補償内容を見ると2種類の金額が掲載されています。ここに「オレンジ色の自転車マークは自転車事故の場合の保険金額です」と書かれていますが、これがちょっとわかりにくかったです。

Bycleが傷害補償において補償の対象としている事故を、以下の3つに分類するとわかります。

  1. 交通事故のうち、自転車事故
  2. 交通事故のうち、自転車事故以外
  3. 日常生活で生じた事故のうち、交通事故以外(1.と2.以外)

ノーマルなBycleが補償するのは交通事故のみ(1.と2.)で、Bycle Bestはすべて補償します。自転車事故以外の交通事故とは、たとえば駅のホームで転んだり、車と接触したりした場合が該当します。

そして、BycleとBycle Bestのいずれも自転車事故のときだけは保険金が増額され、表の下にある金額が支払われるということです。この保険は普通の傷害保険ではなく自転車向けの保険なので、自転車事故だけ手厚く補償しているということですね。

また、こちらが100%の被害者になったときは保険会社が示談代行をすることができないのですが(非弁行為というものにあたるため)、ゴールドコースを選んでおくと、こうした場合の弁護士費用が支払われますので安心です。

また、Bycleの特徴はロードサービスです。1年に4回まで使えますので、これは検討に値するでしょう。これがBycle最大の特徴と言っても過言ではありません。パンクは日常的にあることなので助かると思います(ただし自宅から1キロ以上、離れていないと使えません)。

MEMO
非弁行為とは、弁護士以外の者が報酬を得ることを目的として法律行為の代理などを行うことです。

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eサイクル保険(東京海上日動)

商品名(愛称/正式名称)eサイクル保険
トータルアシストからだの保険(傷害定額)自転車向けプラン
保険会社名東京海上日動火災保険株式会社
公式サイト
プラン・Aプラン(充実プラン)
・Bプラン(スタンダードプラン)
・Cプラン(個人賠償責任なしプラン)
※いずれも本人型・夫婦型・家族型の3種類がある
個人賠償責任保険
(保険金額)・Aプラン 1億円
・Bプラン 1億円
・Cプラン なし
(示談代行)あり
ケガの補償
(死亡・後遺障害)あり
(入院補償)あり
(通院補償)なし
保険料の目安(本人型・月払い)・Aプラン 450円
・Bプラン 320円
・Cプラン 200円
盗難保険の有無なし
ロードサービスなし

eサイクル保険はきわだった特徴のない、ごく普通の自転車向け保険です。プランはAプランからCプランまでありますが、Cプランは個人賠償責任補償がついていませんので、もはや自転車向け保険ではなく単なる傷害保険です。

自身の死亡やケガについての保障は交通事故だけでなく、日常生活全般が対象となります。

示談代行サービスもついていますし、自転車向け保険として加入するならAプランかBプランを選んでおけば問題ありません。保険料が検討している他社商品より安いのであれば、加入を検討しても良いでしょう。

ネットde保険@さいくる(三井住友海上)

商品名(愛称/正式名称)ネットde保険@さいくる
GK ケガの保険(パーソナル総合傷害保険(交通傷害型))
保険会社名三井住友海上火災保険株式会社
公式サイト
プラン・Aコース
・Bコース
・Cコース
本人のみ、本人+配偶者、本人+配偶者+親族、本人+配偶者以外の親族の4種類がある
個人賠償責任保険
(保険金額)3億円
(示談代行)あり
ケガの補償
(死亡・後遺障害)あり
(入院補償)あり
(通院補償)Aコースのみ
保険料の目安(本人型)・Aコース 7,230円
・Bコース 5,320円
・Cコース 3,990円
(年払いのみ)
盗難保険の有無なし
ロードサービスなし

これといって特徴の見いだせない自転車向け保険です。契約時に注意すべき点は、自身の死亡またはケガの補償は交通事故のみであることと、保険料が年払いしかできないという点です。

1年に満たない時点で解約する場合は未経過期間についての保険料を返還してもらえます。ただし、単純に残りの月数で計算されるのではなく、短期料率というものが適用されます。

たとえば契約から4ヶ月が経過している場合の未経過期間は8ヶ月ですが、年間保険料×8/12(67%)の金額が戻ってくるわけではありません。経過期間が4ヶ月の場合は55%と約款の別表3で定められています。契約(または更新)の1ヶ月後だと25%しか戻りませんので注意してください。

ちゃりぽ(ジャパン少額短期保険)

商品名(愛称/正式名称)ちゃりぽ
交通事故傷害保険・個人賠償責任保険
保険会社名ジャパン少額短期保険株式会社(スタンダードプラン)
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(賠償1億プラン/家族プラン)
公式サイト
プラン・スタンダードプラン
・賠償1億プラン
・家族プラン
(いずれも「あんしんプラン」と「もっとあんしんプラン」があります)
個人賠償責任保険
(保険金額)・スタンダードプラン 1,000万円
・賠償1億プラン/家族プラン 1億円
(示談代行)賠償1億プランと家族プランのみあり
ケガの補償
(死亡・後遺障害)あり
(入院補償)あり
(通院補償)もっとあんしんプランのみ
保険料の目安(本人型)260円/月(スタンダードプラン)
盗難保険の有無あり
ロードサービスなし

賠償責任保険に1,000万円のプランがある

ちゃりぽのスタンダードプランは保険料が安いですが、個人賠償責任保険の保険金額が1,000万円というのが微妙です。ただ、1,000万円を超えるような高額な賠償義務を負う可能性は低いので、これをどう見るかは個人差があるでしょう。

購入後1ヶ月以内なら盗難補償がつけられる

ちゃりぽでは購入してから1ヶ月以内であれば盗難の補償をつけることができます。1,000円単位で保険金額を設定でき、新車・中古のどちらも加入が可能で後付パーツも対象となります。

ただし、保険金として受け取れる金額は意外と少ないです。たとえば10万円の少し高価な自転車を買って保険をかけるとします。保険期間は1年と2年が選べるのですが、仮に2年とし、保険金額も同額の10万円とした場合、保険料は14,000円(2年分)となります(ホームページで試算できます)。

この自転車が盗難の被害に遭って保険金を請求した場合、受け取れるのは保険料の5倍から免責金額(※)の30%を引いた残りとなります。したがって、14,000円×5×(1-30%)=49,000円となりますので、同等の自転車を保険金で買い直すということはできません。

MEMO
免責金額とは、被害額のうち保険金として受け取れない金額のことです。自動車保険によくある契約で、免責金額が大きいほうが保険料が安いです。

時間が経過すればモノとしての価値は落ちますのである程度は仕方ないですが、盗まれる可能性は買って間もないうちのほうが高いので、保険金の決め方に少し疑問を感じます。

盗難補償は火災保険もチェック

盗難が補償されるのは放置禁止区域でないところに止めておいたときだけです。自宅ももちろん含まれますが、自宅での盗難については火災保険で補償されている可能性があります。火災保険に盗難の補償がついているときは、どんな条件を満たせばそちらで補償してもらえるのかを確認してください。

サイクル安心保険(全日本交通安全協会)

商品名(愛称/正式名称)サイクル安心保険(全日本交通安全協会)
保険会社名損害保険ジャパン日本興亜株式会社
公式サイト
プラン・プランA(賠償のみ)
・プランB(個人補償あり)
・プランC(家族補償あり)
個人賠償責任保険1億円
(保険金額)あり
(示談代行)あり
ケガの補償
(死亡・後遺障害)プランB及びプランCのみあり
(入院補償)プランB及びプランCのみあり
(通院補償)なし
保険料の目安(本人型)1,230円(年間)
盗難保険の有無なし
ロードサービスなし

この保険に加入するには交通安全協会の自転車会員になる必要があり、その年会費30円と制度運営費370円(Web入会の場合)がかかりますが、プランAの場合、その費用込みで年間の保険料がわずか1,230円と、かなり安いです。

保険料が安い理由は補償範囲が限定されているからです。この保険は賠償責任補償と傷害補償のいずれも自転車事故に限定しています。交通事故ではなく自転車の事故だけが対象です。

もちろん保険料がその分、安くなっていれば問題ありませんし、これが本来の意味での自転車向け保険だと言えます。余計な補償はいらないので自転車事故の補償だけほしいという人にはおすすめです。

セブンイレブンで入る保険

公式サイト:セブンイレブンで入る保険

セブンイレブンで販売されている保険は、三井住友海上のネットde保険@さいくる(GK ケガの保険(交通傷害型))です。セブン&アイグループの株式会社セブンドリーム・ドットコムが代理店となっているだけです。

三井住友海上のホームページを見ると、このように書かれています。

このページの右下に「重要事項のご説明はこちら」「普通保険約款・特約はこちら」というリンクがありますので、そちらで確認していただければわかります。

おわりに

以上で紹介してきたなかではau損保のきめ細かさが際立っていると感じます。ロードサービスもBycleだけです。

また、交通安全協会の自転車保険は自転車での事故だけに特化しているので、自転車事故だけ補償してほしいという人はこれを検討してみるのが良いでしょう。

自転車保険は補償が他の保険と重複しやすいので、現時点で加入している保険をよく検討しましょう。よくわからなければ保険ショップに行って、他の保険もまとめて相談してしまうのもおすすめですよ。