定期検診を受ける歯科はしっかり選ぶのがおすすめ

みなさんは、歯の定期検診に行っていますか?

定期検診だけならどこの歯科もたいして変わらないと考えている方も多いでしょうが、決してそうではないというのが私の実感です。

この記事では私の経験を踏まえ、定期検診を受ける歯科をしっかり選ぶべきと考える理由について解説します。

定期検診といえど、意外と違いがある

私は初めて受診する歯科を選ぶときは、ホームページを見て「ここなら良さそう」と感じたところに行くのですが、実際に行ってみて何となく満足できないところばかりに当たった時期がありました。

それで、毎回違う歯科を探して行ったところ、5件目くらいで歯の清掃(クリーニング)に力を入れている歯科に当たったのです。その結果、それまで行っていた歯科が今ひとつだったことに気づきました。

その歯科が定期検診でおこなってくれたのは以下のような内容です。

  • ブラッシング指導
  • 染め出し液で磨き残しのチェック
  • 歯石が残っている箇所を撮影して見せてくれる
  • 30~45分くらいかけ、衛生士さんが丁寧にクリーニング(通院する回数は2~3回)

おそらく、ここまでやってくれるところはなかなかないと思います。

もし、みなさんが通っている歯科がこうしたことに時間をかけてくれないようなら、他の歯科をあたってみることをおすすめします。

定期検診にきちんと行くべき理由

なぜ定期検診に行くべきなのかと尋ねられれば、「虫歯や歯周病を予防・早期発見するため」と答える人が大半ではないでしょうか。

もちろんそれは間違いではありません。しかし、もう少し私なりに説明を追加すると「歯磨きで歯垢を完全に取り除くのは難しく、時間が経てば必ず歯石ができてしまう。歯石はプロでないと取れないから」となります。

口の中には常に300~500種類の細菌が棲みついています。虫歯菌は歯垢(ネバネバした物質)を作り、歯垢は時間が経つと固まって歯石となります。歯石ができると虫歯や歯周病になりやすくなるので、定期的に歯科で歯石を取ってもらうことが大事というわけです。

また、歯の健康は全身の健康と関連があると言われています。

歯の定期検診は口の中の健康を守るだけでなく、全身の健康維持のためにも重要です。詳しくは、財団法人8020推進財団が作成した「からだの健康は歯と歯茎から」というリーフレットをご覧ください。

定期検診を受ける頻度はどのくらい?

定期検診を受ける頻度は最低でも年2回、できれば3回くらいが理想ではないでしょうか。

私は2ヵ月に1回くらいのペースでクリーニングを受けたいと考えていますが、これでは回数が多すぎて、すべての受診で健康保険が使えないようです。この点について先生に質問したところ、4ヵ月に1回くらいが限度とのことでした。

なお、2016年から「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」という制度ができています。

「か強診」とは一定の基準を満たしている歯科のことで、フッ素塗布や歯石取りなどで毎月、健康保険を使うことができるようです。

2017年6月現在で全体の約1割が「か強診」としての届け出がされていますが、私の自宅の近くにはないので利用したことがなく、実際はどうなのかは分かりません。興味のある方はぜひ、探して受診してみてください。

歯磨きは歯ブラシとフロスを利用

私が歯磨きをするときは、以下の手順で行います。

  • 食べカスをブラッシングでざっと落とす
  • フロスで歯と歯の間の汚れを落とす
  • 本格的に磨く(歯垢を落とすことを意識。歯磨き粉は使いません)
  • 歯磨き粉をつけてフッ素で歯をコーティングする(イメージです)

歯磨きでフロスは必須ですね。以下のようなタイプが使いやすいです。

ブラッシングで歯と歯の間の汚れを落とすことは難しいですし、歯垢が残れば口臭の原因にもなるでしょう。外出時は無理ですが、自宅ではフロスを必ず使用します。

丁寧に歯磨きをするのは1日1回でも十分かもしれません。歯垢が歯石になるまでには数日かかるので1日1回、時間をかけて歯磨きをすれば歯垢が歯石になるのを防ぐことができるのではないかと思うからです。

なお、先端から水が出る以下のような洗浄器について医師にどう思うか訪ねたところ、芳しくない反応でした。やはり、歯磨きは普通の歯ブラシでブラッシングをするのがベストのようです。

フッ素は積極活用を

適度なフッ素の活用が虫歯予防に効果があることは間違いないようです。国によっては飲料水のフッ化物濃度を適正な量にコントロールしているところもあります(これを「水道水フロリデーション」と言います)。

ただ、水道水のフッ化物濃度をコントロールすることについては賛否両論があるようなので、日本では過去に一部地域で行われたこともありますが、現在はどこも行っていないようです。

フッ素を取り入れる方法は、主に以下の3つではないでしょうか。

  • 歯科で高濃度のフッ素塗布をしてもらう
  • フッ素入りの歯磨き粉を利用する
  • キシリトールガムやリカルデントガムを食べる

キシリトールガムやリカルデントガムは虫歯の原因になりませんし「もう少し食べたい」という気持ちをおさえるのにも役立ちます。

フッ素は摂りすぎるとフッ素症になるという話もありますが、少なくとも大人ならあまり気にする必要はないのではないかと思います。

参考:水道水フロリデーション|厚生労働省

おわりに

モノやサービスを買うときに複数の商品を比較する習慣がある方でも、歯科を比較しようと考える方はあまりいないかもしれません。私も偶然、違いがあることに気付いただけの話です。

歯のクリーニングにはあまり力を入れていない歯科も多いので、この記事を読んで「もしかしたら私の通っている歯科もそうかも」と感じるのであれば、他の歯科に行ってみるのがおすすめですよ。