保険と家計を見直そう

妊娠前の女性に医療保険をすすめる理由

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出産を考えていて、まだ妊娠していないのであれば、医療保険に入っておくことをおすすめします。この記事ではその理由について説明します。

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出産時のお金のリスク

みなさんは出産時にかかるお金のことについて、十分理解していますか?

出産の場合、出産育児一時金が42万円もらえるということはご存知かと思います。

無事にお産が終わればそれでたいていのお金はまかなえます。贅沢をしない限り、それほど心配いりません。

では、異常分娩になった場合にどれくらいのお金がかかるか分かりますか?

そうなった時の対策方法の1つとして、医療保険が活用できるというお話です。

私が出産を考えていて、妊娠前の女性に医療保険をすすめる理由は、異常分娩で長期入院するケースがあるからです。

異常分娩と言っても色々ありますが、一番、お金の心配をする必要があるのが切迫早産です。

切迫早産とは早産しそうな状態のことを言います。女性でもよく分かっていない方がいるようですが、トイレやシャワー、食事など必要最低限の行動をする時間以外は絶対安静なのです。

このあたりはネットで検索すればいくらでも情報が出てきますので、ぜひやってみてください(上から目線の解説ではなく、ぜひ体験談を読みましょう)。

切迫早産の場合、長ければ2ヶ月くらい入院する可能性があります。そうなった時、いくらくらいお金がかかるか想像できますか?

出産費用について

帝王切開の費用

異常分娩には色々なものがあります。骨盤位分娩、鉗子分娩、吸引分娩、常位胎盤早期剥離など・・・

色々ありますが、一番多いのは帝王切開ですね。厚生労働省のデータによりますと、一般診療所での帝王切開による分娩割合は2008年で13.0%、一般病院だと23.3%となっています。
参考 厚生労働省「平成22年度我が国の保健統計」

正常分娩の場合、健康保険が使えませんので全額が自費になります。しかし、帝王切開となった場合は健康保険が使えますので、自己負担となる金額は普通の病気と同じ扱いになります。

病院ベースでの医療費はそれなりの金額になりますので、高額療養費制度を使うことになるでしょう。

高額療養費制度とは、医療費が高額になった時、患者が負担する金額を抑えるためのものです。

病院で医療費が10,000円発生した場合、私たちが負担する金額は3割の3,000円です。
※「私たち」は、この記事の想定読者である20代~40代の一般的な所得の人としています。

では、医療費が100万円だった場合、私たちが負担する金額は30万円だと思いますか? 実は違います。

自己負担額の計算は次のように行います。

80,100円+(総医療費-267,000円)×1%

総医療費が100万円なら80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円です。

簡単に言うと、病院ベースの医療費のうち267,000円までは3割負担で(267,000円×3割=80,100円)、それを超える分は1%の負担にしますよ、ということです。

急性心筋梗塞などの難しい病気なら、簡単に医療費は200万、300万とかかってしまいますが、この制度があるおかげで急に大金が必要になることがなくて済んでいるのです。

データから言いますと、帝王切開をした時の費用は正常分娩の時と大差ないことがほとんどのようです。

そのため、これは医療保険をおすすめする理由にはなりません。

切迫早産の入院期間は長引くことがある

私が医療保険をおすすめするのは、異常分娩の中でも切迫早産を想定しているからです。

出産に関する費用には、健康保険が適用されないものが多く含まれます。一般的な入院の時もかかる食事代や差額ベッド代以外の費用ということです。その結果、意外に高額な請求をされることがあります。

こちらの掲示板でリアリティのある会話がなされていますので、ぜひご覧ください。
参考 ママスタジアム

仮に、切迫早産で2ヶ月入院することになったとしましょう。

あなたが入院給付金日額10,000円、1入院あたりの保障日数60日、手術給付金ありの医療保険に加入していたとします。

そうすると、60万円+手術給付金10万円=70万円の給付金を受取ることができます。

切迫早産では「子宮頚管縫縮術」という、子宮を縛って早産しにくくなるようにする手術を行うことが多いようですが、プルデンシャル生命の医療保険の場合、手術給付金は入院給付金の10倍となっていますので、10万円となります。
参考 プルデンシャル生命

医療保険からこれだけもらうことができれば、とても助かるのではないでしょうか。

出産は加入してから比較的間もないタイミングで起きているので、支払っている保険料もわずかですから、費用対効果という意味ではとても大きいです。

あなたが入院している間、ダンナさんは家のこと、ちゃんと出来ますか?頻繁に入院先に来てくれるとしたら、その交通費もバカになりませんよね。

とりあえず医療保険に加入するとしても、その先はあなたの自由です。出産が終わってからゆっくり考えればいいと思います。

入院給付金の日額が高いと思うなら減額すればいいですし、不要だと思うなら解約することもできます。

あなたが出産を予定していて、妊娠前の女性であるなら、今が医療保険について考える絶好のタイミングであると言えます。

医療保険に加入する上での注意点

医療保険について前向きに考えている方に注意していただきたい点が1つあります。

それは、加入するなら「妊娠が分かる前にすべき」という点です。

妊娠してから加入できる医療保険もありますが、肝心の出産関連だけでなく、子宮関連の病気が保証されなくなってしまうので意味がなくなります。

それがイヤならお産が終わってから加入する必要がありますが、もし異常分娩だった場合、告知の関係で5年ほどは待たないといけなくなります。

また、切迫早産でも自宅で安静にしているよう指示されることもあります。

医療保険は医師の監督下にいて、入院が必要だと判断されないと給付金をもらえませんので、そういうケースがあることも知っておいてください。切迫早産だと何でもまとまった給付金をもらえるわけではないのです。

なお、妊娠しているか分からない場合はその可能性を考えて、代理店に相談しておきましょう。少なくとも、生理が来ていないなどの自覚があるのに、加入できないと困るから隠すというのはあとあと問題になる可能性が高いです。

こういう話はプロに相談するのが一番です。保険代理店の選び方については以下の記事で解説していますので、興味のある方はご覧ください。

参考 保険の相談はどこでするのがいい? まさかセールスレディから加入してませんよね?

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